姿も見せず、気紛れにすぐ隣を駆けていく北風。

その冷たさに身を竦ませる。

防寒具をつけていない私の手のひらは

いつもの温もりを感じさせない。

その冷たさはまるでアイツの手のようで、

何だかちょっとおかしくなった。

アイツの手はいつも冷たくて、

アイツの手のひらはいつも暖かい。

今日はアイツに暖めてもらおう。

そう思って少し足を速めた。そんな帰り道。



     しばらくトップに晒し者になってましたね;
     書いたときに何を考えてたのか、もはや誰にもわかりません。
     言えることはテーマは「冬」→冬といえば北風→寒くて手が冷える。
     …といった連想でこうなりましたということだけ。
     京ちゃん視点。
     いおりんの手は体温が低いのでひんやりとしているのですが、
     二人合わせた手は何故か暖かかったと・・・
     自分の中では砂吐くくらい甘いです。
     嗚呼、この甘さを駄文に生かせたら・・・orz
     06.4.1